右足関節脱臼骨折
55歳女性
本日、斜面を走った際、足をとられ転倒。右足関節を捻り、歩行不能となった為、来院。
初検時、右足関節外反外旋変形あり、外果、内果、後果圧痛あり、腫脹著明。
保存療法希望。
右足関節は少し動かすだけでも、礫音を伴いながらグラグラ動きました。
当院初検時 超音波画像
脱臼骨折の疑いがあった為、徒手整復後ギプス固定。
(本来は膝上からのギプスですが、訳あって膝下のギプス)
手術はしたくないとの事で、提携整形外科の先生へ精査依頼。
ギプスを巻いている時にズレた感覚があった為、予想通り転位していました。
後日再整復予定。
整形外科の先生から
「本来は手術だが、保存的にやれないこともない。」
「荷重、ROMは貴院で判断を。」
とのコメントを頂き、当院で管理させて頂きました。
5日目 再整復&ギプス巻き直し。
2w+1d ギプス巻き直し(足関節中間位)。PWB開始。
3w+1d シャーレに変更し軽いROM ex.開始。
5w+1d 簡易サポーターに変更。
2ヶ月弱 FWB。歩行時痛無し。
3ヶ月 ADL支障なし。ROM制限軽度残存。
1ヶ月ごとに整形外科で診察していただき
4ヶ月目に整形外科の先生から
「ほぼperfect治癒。よくやりました。」
とのコメントを頂きました。
レントゲン上、初診時に比べ腓骨の転位も少なくなっており、ankle mortiseも問題ない感じでした。
その後、ROM制限消失し、正座・しゃがみ込みが問題なくできるようになり治癒。
接骨院にご理解のある整形外科の先生のお陰で手術せずに完治し、患者さんも大変喜んでおられました。